巻き肩

こんなお悩みはありませんか

巻き肩イラスト

  • デスクワーク中、肩が前に出て猫背になってしまう
  • 首や肩こりが慢性的に続いている
  • 胸が開きにくく、呼吸が浅いと感じる
  • 見た目の姿勢が悪く、老けて見られる
  • 腕の動きが制限され、肩関節が硬い
  • 背中や肩甲骨周りに常に張り感がある

巻き肩は現代人に多く見られる姿勢の崩れで、特にパソコンやスマートフォンの長時間使用によって悪化しやすい傾向があります。肩が前方に引き出されることで胸が縮こまり、背中の筋肉が過度に伸ばされて疲労しやすくなります。
この状態が続くと、肩こりや首の痛みだけでなく、呼吸の浅さや血流不良、さらには自律神経の乱れにもつながる可能性があります。単なる姿勢の問題と軽視されがちですが、放置すると慢性化し、日常生活の動作や見た目の印象に大きな影響を与えるため、早めのケアが大切です。

巻き肩で知っておくべきこと

巻き肩は、肩関節が正常な位置よりも前方に位置してしまう姿勢の乱れを指します。肩が前に出ることで背中が丸まり、猫背とセットで見られることが多い状態です。原因は多岐にわたり、長時間の前傾姿勢、運動不足、筋力のアンバランスなどが挙げられます。特に、胸の前側にある大胸筋や小胸筋が硬く短縮し、反対に背中の僧帽筋や菱形筋が弱くなると肩は自然と前に引っ張られます。
巻き肩は見た目の印象を左右するだけでなく、肩関節や頚椎への負担を増やすため、首こりや肩こり、四十肩・五十肩の誘因にもなります。また、胸郭の可動性が低下することで深い呼吸がしにくくなり、酸素供給が不十分になることもあります。当院では、このような体のメカニズムを踏まえて、単なるストレッチや筋トレだけではなく、骨格と筋肉のバランスを整える施術を行うことで、巻き肩の軽減を目指します。

症状の現れ方

巻き肩イメージ

巻き肩の症状は、肩そのものの違和感だけでなく、全身に波及します。代表的なのは肩こりや首こりで、特に僧帽筋上部の張りや後頭部の重だるさを感じる方が多く見られます。また、肩の位置が前に出ることで肩甲骨の可動域が狭まり、腕の上げ下げや後ろに回す動作がしにくくなります。

さらに、胸が縮こまることで呼吸が浅くなり、酸素不足から疲れやすくなることもあります。中には、腕や手のしびれを訴えるケースもあり、これは神経や血管が圧迫されるために起こります。また、姿勢の悪化により腰や膝にも負担がかかり、全身のバランスが崩れてしまうことも少なくありません。巻き肩は肩の問題だけと考えられがちですが、その影響は体全体に広がるため、早期に適切な施術を受けることが重要です。

その他の原因として

巻き肩は、単に長時間のパソコン作業やスマホ操作だけでなく、他の生活習慣や体の状態が関係している場合があります。例えば、筋トレやスポーツで胸の筋肉ばかりを鍛えて背中の筋肉をあまり使わないと、前方への引っ張りが強くなり巻き肩を招きます。また、かばんを片側の肩ばかりに掛けるクセも肩位置のバランスを崩す要因です。
さらに、ストレスや精神的緊張も無視できません。緊張状態では無意識に胸をすぼめ、肩を内側に巻き込む姿勢になりやすくなります。女性の場合は、バストを隠そうとする姿勢や妊娠・授乳期の抱っこ姿勢も影響します。加えて、加齢による筋力低下や骨格の変化、ケガや手術後の防御姿勢なども原因の一つです。このように巻き肩の背景は多様で、原因を正しく見極めることが、効果的な施術計画を立てる第一歩となります。

巻き肩を放置するとどうなる?

巻き肩をそのまま放置すると、まず慢性的な肩こりや首こりが悪化します。肩関節の可動域が狭くなり、四十肩や五十肩などの肩関節障害を引き起こすリスクが高まります。また、胸郭が縮小して呼吸が浅くなり、自律神経の乱れや集中力の低下、睡眠の質の低下にもつながります。
見た目の面でも、背中が丸まり首が前に突き出した姿勢になることで老けた印象や疲れている印象を与えやすくなります。さらに、筋肉バランスの崩れは腰痛や膝の痛みなど、離れた部位にも影響を及ぼします。長期間放置すれば、骨格のゆがみが固定化し、簡単なストレッチや運動だけでは元に戻りにくくなります。そのため、早い段階で施術を受け、身体の正しい位置とバランスを取り戻すことが、将来的な健康維持にもつながります。

当院の施術方法について

当院では、巻き肩の施術において「筋肉の柔軟性回復」と「骨格の正しい位置調整」を両立させることを重視しています。まず、硬くなった胸部の大胸筋・小胸筋を丁寧にほぐし、肩が自然と開く状態を作ります。同時に、弱くなっている背中や肩甲骨周りの筋肉に刺激を与え、姿勢を支える力を取り戻します。
骨格面では、背骨や肩甲骨の位置を正しい位置に導くための手技を用い、可動域を広げます。必要に応じて骨盤矯正を行い、全身のバランスを整えることで、肩だけでなく姿勢全体の安定性を向上させます。また、ハイボルテージによる深部へのアプローチやEMSによる体幹強化も組み合わせることで、再発予防効果が期待できます。施術後は、セルフケアの方法もご案内し、ご自宅でも持続的に軽減を目指せるようサポートしています。

改善していく上でのポイント

巻き肩イメージ

巻き肩を軽減していくには、施術だけでなく日常生活での意識改革が欠かせません。まず、長時間同じ姿勢を避け、1時間に一度は肩を後ろに引くストレッチや深呼吸を行いましょう。スマートフォンやパソコンの画面位置を目の高さに合わせるだけでも、前傾姿勢の予防に効果が期待できます。
筋力面では、背中や肩甲骨周りの筋肉を鍛え、胸の筋肉を適度に伸ばすことが大切です。また、かばんを両肩で持つ、寝るときにうつ伏せを避けるなど、姿勢を悪化させない習慣づくりも重要です。当院では、施術と並行してこうした生活習慣の見直し指導も行い、巻き肩の根本的な軽減をサポートします。日々の小さな積み重ねが、正しい姿勢の定着と健康な体づくりにつながります。